傷は消毒しないほうがよろし

こんにちは、金沢です。

傷は消毒しません。

なぜか?
消毒薬が細胞を傷害するからです。キズはどのようにケアするか?

  1. 水道水でキズからの浸出液を洗い流す。
  2. 水気をぬぐう。
  3. 創傷被覆材で保護する。必要によりワセリン軟膏も使用。

創傷被覆材

創傷被覆材とは、キズを保護するシート状のものです。ハイドロコロイド素材やポリウレタン製、メッシュ生地のフィルムなどいくつかの種類がドラッグストアなどで入手できます。

  • キズを環境からの物理的刺激から保護する
  • キズを乾燥から守る
  • 浸出液を適度に保つ

といった役割があります。(適当なものが身近にない時はラップでも代用になります。食品用ラップを使うときは浸出液を閉じ込めてしまわないようにします。)

ここで、キズを管理する過程でややこしいことがあります。

「傷からの浸出液を、膿と間違えること」です。

「ドロドロしたモノ」はキズから滲みだした体液、および損傷した組織が融け出したものです。これを「膿」と誤診するのです。

炎症の4徴(きずの赤み・痛み・腫れ・熱)がなければ、感染(化膿)ではありません。

臭うことがあるのも余計に紛らわしいですね。キズの赤みや痛みがないかよく観察してみましょう。

ちなみに、外来診療で綿球でチョンチョンとキズを触ります、、、これは単なる儀式です。

綿球に染み込ませている液体は生理的食塩水です。本当は水道水でOKです。

ですが、医療の現場ではキズにしみて痛い場合もあるので生理的食塩水を使用しています。

もう一つ大事なこと。「キズを水に濡らしてはいけない」ということはありません。

シャワーでも浴槽のお湯でも洗ってOK。

むしろきずからの浸出液で周りの肌が荒れるので時々積極的に洗ってあげましょう。石鹸は使わなくてよいですよ。

いわんや、まぶたの術後のように縫合してある傷は洗おうが消毒しようが関係ないです。

(2015年7月9日修正)
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